管理番号 | 新品 :30845636 | 発売日 | 2024/04/19 | 定価 | 30,000円 | 型番 | 30845636 | ||
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阿波・徳島に伝わる「阿波物」の、いわゆる「忍者武器」だろうと思います。 サイズ(約)は、柄の長さ(木の部分)119cm、打撃部分(鉄の部分)96cmです。
「珍品」と思いますので、ご興味ある方は少々、お付き合いください。
広く徳島県内では、通常、こうした形状の「唐棹」の打撃部分は竹で出来ており、藍作農家において特産品の藍作・スクモ作り・藍染を行う過程で使われてきました。
すなわち、収穫した藍染用タデ科藍の茎と葉を叩いて分けてゆく過程で使用したのです。葉と茎では、出る色が違ったからです。
出品の「唐棹」は、本来、竹で出来ている打撃部分を鉄に変えた「仕込み武器」と思います。
古びた竹と、鉄とでは、パッと見、見分けが出来ません。よく考えましたね。
徳島県内の深い山間部には、長く平家の落人が暮らしてきましたが、、、時々の権力者がいくら平定しようとも、得意とした「ゲリラ戦」によって激しく抵抗し、血統の存続が図られました。
このような「ゲリラ戦」で活躍したのが、こうした深い山間部における生活の智恵が産んだ武器なのだろうと思います。まぁ、西洋でいうフレイルとか、東洋のヌンチャクといったところでしょうか、、、。
農民を装った武士が、山間部でこうした忍者武器を使用すれば、なかなか平定などできないと感じますし、かなり危険ですね。そのような環境が産んだ武器とも言えるでしょう。
当方も、初めて見ました。
コレクター向きというよりも、研究者向きと思います。
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